2018年01月16日
覚えておきたいお焼香のマナーを確認
場合によってはお葬式に参列する機会が少なく、お焼香をどのように行うのがマナーなのか、よく分からないという方もいるでしょう。仏式のお葬式に参列する場合、事前にお焼香のマナーや基本知識をチェックしておく事をおすすめします。
お焼香は仏や死者に向けて香を焚いて拝む儀式です。右手の親指・人差し指・中指の3本で抹香をつまんだ後、額の高さまで上げて指をこすりながら香炉に落とすのが基本のマナーとなっています。この動作を1回から3回行いましょう。
お焼香には「立礼焼香」「座礼焼香」「回し焼香」の3種類があるので、それぞれのやり方も確認しておけば、どんなスタイルのお葬式に参列してもお焼香をする際に、間違えずに済みます。立礼焼香は椅子席の式場で多く利用されるスタイルです。焼香台の手前で一旦止まり、遺族と僧侶に一礼した後に遺影に合掌し一礼します。そして焼香台に進み、お焼香を済ませたら再度、ご遺族に一礼して席に戻りましょう。座礼焼香は畳敷きの式場で用いられています。基本的な順序は立礼焼香と同じです。座礼焼香の場合、移動する時には腰を落としてお焼香の際は正座するのがマナーです。会場が狭い場合は回し焼香が用いられるケースが多い傾向にあります。回し焼香は自分で焼香台に向かうのではなく、焼香炉が回ってくるのが特徴です。焼香炉を受け取ったら自分の前に置き、お焼香を行いましょう。そして隣の参列者に渡します。このように、お焼香1つとってもマナーは様々です。前もって正しい基礎知識を覚えておけば、突然の不幸の際にも慌てずに済むでしょう。