合同葬にかかるお金に関しては、全額が会社側での負担になるのか、分担になるかも気になるところです。遺族の負担となるのは骨壺や火葬料などであり、会社側がこれらの支払いをした際に、社葬費用での損金処理はできません。
葬儀の運営に始まり展示をする遺品類に流すための映像編集、メモリアルコーナーの制作などの企画に関わるお金の負担は企業側です。数多くの人が関わり行うことになるので、人件費もありますし式進行管理や旅行管理などの運営関連もありますが企業側負担になります。
生花装飾やデザインに舞台設営などの、会場装飾にかかるお金もそうです。演出をする場合には、展示会用のパネルに音楽を生演奏したり、メモリアルコーナー設置も会社側が負担です。たくさんの人に発送をする案内状を準備する印刷の料金や、新聞などに出す死亡広告など広告にかかるお金も、僧侶や親族に役員たちのためのタクシーなどの車両費も会社側になります。
会場使用料ももちろんかかりますので、会館や寺院にホテルの料金に、必要に応じて本社の屋内やホールに体育館など、会場のためのお金も企業側が負担です。個人だけの小さなお葬式とは違い、大勢の人の参列がありますが、参列者分の飲食費用も企業側の費用になります。